この1年くらい、ずっと大切にしてた色々との再会が沢山あって、幸せでいっぱいだった。
音楽であったり、友達であったり、憧人もそう。
近く死ぬのかな?って今でも疑ってる位に。
日常でも、偶然、チーフに本屋で逢って、話して、心が晴れる出来事もあったりして。
気にしてた元同僚に電話も出来ずに居たけど、健康診断で逢って話せたり。
本当に色々な偶然とかが重なって、巡り逢って、想いがほどかれていった。
逢う以外にも、目にする言葉も、その時々に響くものばかりで、
何の意味も無く触れたものなんか、ひとつもない事が解った1年だった。
だから、ひとつひとつの出来事に対しての理由を考えて、答えを探した。
先日の人事異動でいえば、今の店に来てからも自信を持てなかった部分を学べる環境に整ったし、故に年末を最高の結果を出して以来、見えなかった目標みたいなものを抱ける気がしていて、周りともちゃんと関係を大事にしたいとも思ってたり。
思い返せば、生きる目標も抱けない時に出逢った人のおかげで今も生きてるし、明日が見えない時には一緒に居てくれる相手と結ばれた。人生が崩れそうな時に再会し夢中になって応援することで自らも頑張る気になったし、ずっとずっと、意味を持った時間を繰り返してきた。
じゃあ、何故、貴方に再会したのか。
明日を生きるために自分勝手に捨ててしまった理想の時間。別れ際の貴方の想いが何度も思い出された。だから、あの日の続きを…なんて夢見た。
今になれば、解るものもあるし、なんて…。
ただ、何気ない毎日が、好きな人と過ぎる時間の尊さに、これが一番欲しかったものだった、って気づいたのにね。
昔から、見れるうちに死にたい、というのがあって、何となく40歳くらいをイメージしてて、それが近付いて来たことで、今、逢いたい人は誰なのか、最期を過ごしたい相手は誰なのかって考えた時に、貴方だった。
楽しかった事と、わがままばっか押し付けてた記憶しかなくて、再会してからも「ごめん」が言いたいのに、素直には喉の奥から出てこなかった。
レンジが壊れて、「ごめん」てメールして、それでも言えなかった。
謝れないまま、わがままなんて言えないって思って、仲良かったあの人からも、もう奪いたくない気持ちもあって、逢いたい気持ちも我慢して邪魔しないようにして、全部が貴方のためのはずだったけど、大事にしすぎたのかな。夢の続きを…なんて図々しかったみたい。
だから、意味はね、貴方に前も今も言えなかった言葉を言うためだと思った。
伝わったかは解んないけどさ、全部ごめん。いっぱい、ありがと。
もう逢いたくても逢わないけど、ずっと大好きなままだと思う。
貴方の描く未来には、ボクは居ないんだなー。
素敵な誰かが、貴方の亡骸を抱いてくれたらいいね。夢の最期だったのに、叶えられなくてごめん。
今まで生きてきた中で言えば、やっぱ一番で、40で終わるとしたら、貴方と最期を過ごしたかったな。
もし、死期を知れたら、また甘えていいですか?
今、消えたら、手を離した事を後悔してくれますか?
…一緒には居られない貴方との夢の最期は、先に消えたボクの墓前で泣いて欲しい。
淋しいから一緒にいた訳じゃないよ。
だって…ね。
刺せるわけないじゃん。大好きだもの。
貴方が嫌いなボクが、前より一つ減って、次があるのなら、また一つくらいは減ってたらいいね。
ありがと。
もうすぐ春だから。
春まででいいから…って、言ったけど、楽しすぎて、忘れてしまってた。
もう春だから、独りに戻らなきゃ。
とりあえず目標にしてた5月はもうすぐ。それまでは殺されても死なないから。
…ごめん。でも、逢いたいや。
もうなんか、バカだなー…。鍵、何で返してくれなかったんだろ…。
『曖昧』ほど、甘くて苦しいものはないね。